経営不振や連鎖倒産の回避は企業の大命題です。

それを可能にする手段がポートフォリオ経営とされていますが、タマディックの場合はどうなのか探ってみましょう。

●偏りをなくしてリスク分散させる経営。

タマディックのように独自の開発技術やノウハウをもっていても、クライアントが2~3社で、それが売上げの大半を占めていたり、1業種に限られていいたりしては、万一何かの不祥事が業界に起きたときには連鎖的な打撃を受けます。

また経済活動がシュリンクしたときにも1業種では業績を支えることはできません。

偏りをなくして会社の収入源を広域にもつというのが「ポートフォリオ経営」です。

実際にタマディックの事業分野はどうなっているのでしょう。

●4つの分野が起動しているタマディック。

タマディックが2016年現在に起こしている事業(プロジェクト)の内訳は、創業時からの自動車関連が43%、航空宇宙30%、次いでFA・OA関連が17%、電気電子(IT )が10%となっています。

ITに領域を広げたのはかなり後発となりましたが、タマディックがめざす「総合エンジニアリング企業」の核となるもので、今後が楽しみ。

いずれもコアな分野であり、クライアントとの協業体制強化など、長期プロジェクトが目立ちます。

●タマディックのすぐれた経営体制は、ポートフォリオ経営のためのポートフォリオには走らないという点にあります。

巷で言われているポートフォリオ体制は、たとえばABCの3社からDEの仕事も受注して5社にするところからはじめようという感じです。

しかしこれでは会社の労働力を5つにシェアし直したに過ぎません。

タマディックはそうではなく、総合エンジニアリング、上流・高度な技術提供のために必須の分野拡張を行なっています。

本当の意味でのポートフォリオ経営です。

記事RANKING

MENU